皆さん、お元気ですか。しかし、驚きましたね。昨日の衆議院選挙ですよ。「自民党」と言うより「高市早苗」と言う「津波」に日本全国が押し流された印象ですね。立憲と公明が協定を結び「中道連合」とか言う党を立ち上げました。今後は、自民党と中道と言う二大政党の下で、切磋琢磨して両者で政権を担ってもらいたいと思っておりましたが、世間の見る目は違っていたのですね。米国でトランプ・2が成立した時「アメリカ人は何でトランプみたいなマンガの様な人物を選ぶのだ」と憤慨しておりましたが、日本人も変わらないですね。などと総選挙の結果への怒りを切り口に今回も毛利のアドレス帳に載っている方々へBCCにて配信しております。メーリングリスト該当者は外したつもりでしたが、混入しておりましたらご容赦ください。
切り口はまたトランプです。あのトランプ野郎が、事もあろうにデンマークが領有するグリーンランドを俺に売れと恫喝し、その為の話し合いまで進んでいるとの事であります。驚き、呆れた主張ではありますが、彼の国の歴史を振り返って見れば、彼らにとって他国の領土を買ったり略奪するのは、スーパーに行って大根を買うのと同じぐらい当たり前な行為なのであります。
何と言っても、あの国が独立戦争で英国から独立したのは、1775年のレキシントンの戦いから始まり、1777年のサラトガの戦いで勝利を納め、注視していたフランスがアメリカに加勢する事により、1781年のヨークタウンの戦いで決定的となり、1783年のパリ条約で正式に独立したことになっております。当時の米国は、あの大陸の東方の一部13州(マサチューセッツ州ニューハンプシャー州コネチカット州ロードアイランドニューヨーク州ニュージャージー州ペンシルベニア州デラウエア州メリーランド州ヴァージニア州ノースカロライナ州サウスカロライナ州ジョージア州)にしか過ぎなかったが、それ以降に領土を広げ現在に至っているのであります。日本で言えば江戸時代の頃の話ですよ。
経緯を紐解いてみますと、1803年に現在の中部地区をフランスから購入(ミズリー、アイオワ、ホクラホマなど)し、1819年にはフロリダをメキシコから購入しているのです。そして、カリフォルニアやユタ、アリゾナ、コロラド州など広大な土地をメキシコから強奪し、1854年に、その南部のニューメキシコ、テキサス州などをメキシコから購入しております。この頃には大西洋から太平洋までの広大な土地が米国の領土となった訳です。
一方、ピユートル大帝以降のロシアは国土膨張政策を続けておりまして、現在のアラスカを手中に収めました。そしてロシアは、アラスカに生息する野生動物を乱獲しその毛皮を持ち帰ったのであります。資源を採り尽くしたと考えたロシア帝国は、米国にアラスカの売却を打診し、1867年3月23日に売却が決まったのです。幾らだと思いますか。驚くべき値段ですが720万ドルですよ。今の金に換算すると幾らになりますかね。
ところが、米国の世論は「愚かな浪費」とか「巨大な冷蔵庫」などと当時の国務長官スワードを攻め立てたのであります。一方ロシアの代表だったステックルは不毛の大地を米国に売ったと称賛されてとの事です。しかしその後、アラスカはゴールドラッシュや油田開発などで資源の宝庫となったのであります。世の中、何が幸いするか分かりませんね。
まあ、こんなことは如何でも良いのですが、他国の領土を略奪したりする行為は、国際連合憲章(2条4項)にて、力による領土の変更(武力による威嚇又は武力の行使)を禁止しており、現代の国際法における領土保全の基礎となっているのであります。それを、事もあろうに国連を主導してきた米国が破ろうとしているのです。まあ、その前に、ロシアのプーチン野郎が愚にも着かない口実でウクライナに侵攻し、世界を驚かせると共に周辺国への脅威を植え付けましたね。
この蛮行に対し世界は何も出来ませんでしたね。悔しいですね。私は、ウクライナへの義勇軍として戦場に駆けつけようと思った事もありました。当然の事ながら「歳なんだから止めておけ」とか「お前の歳では足手まといになるだけ」など歳の事を理由に笑われましたが、今でも気概と志(同じ事かな)は失ってはおりません。昔、取得していた銃砲所持許可証で学んだ銃器の扱いも自信がありますし、体力も4km程(短すぎ)ならば時速8km/hぐらい(遅すぎ)では駆け抜けられる自信は有ります。まあ、冷静に見れば走行時間は30分程ですね。理想と現実の違いに笑ってしまいます。
まあ、こうやって分析してみますと、志願兵など無理なことは分かりますが悔しいですね。そしてまた「国際的なマナーについて語りたければ語ればいいさ。でも、現実の世界を支配しているのは強さだ。軍事力、権力なんだよ。それが、大昔から続く世界の秩序なんだよ」と公言してはばからないのが、トランプの次席補佐官のミラーと言う男ですよ。この男、昔はトランプジャイアンに虐められるスネオの役回りだったとか。ドラえもんの例えです、お分かり頂けましたか。この言葉から見ても、我々が80年以上の年月を経て培って来た「国際法の秩序」などは、瞬時に吹き飛んでしまいましたね。恐ろしい事です。戦争を知らない世代には分からない感覚なのでしょうかね。「何とかして下さいよ高市さん」と、言っても、彼女も当てになりませんからね。
高倉健の言葉じゃあありませんが「世の中真っ暗闇じゃあございませんか」ですよね。かって、年老いた人は、経験を重ねて思慮や分別と寛容さ並びに大局観と洞察力を備え、信頼できる人たちだったはずでした。ところが、私が老人の仲間入りをした途端に、その様な風潮が蔑視され、言葉に出すのも憚れるようになってしまいました。今の世は「Z世代」とか「α(アルファ)世代」とか呼ばれる人たちが闊歩し、我々のアドバイスは必要なくなったのですかね。まあ、ネットさえあれば済む世界が現実になってしまいました。こんな世に、疎まれながら生きていくのであれば、早々におさらばしたいですね。
令和8年2月9日 毛利