皆さん、お元気ですか。少しも暑さは揺るがず湿った熱風が吹き荒れ、先日などは都心もゲリラ豪雨に見舞われました。雷雲にかき混ぜられた都心の空気も、ゲリラ豪雨の後は少しは涼しくなり、秋の気配を感じさせてくれましたが、また元に戻ってしまいましたね。秋は来るんでしょうかね。などと、都心のゲリラ豪雨を切り口に、毛利のアドレス帳に載っている方々へBCCにて配信しております。メーリングリスト該当者は外したつもりでしたが、混入しておりましたらご容赦ください。
ガソリン税が減税になるようですね。私は件のガソリン暫定税率へ長年にわたり奉仕して来た人間であります。車を持ち始めたのが24歳の頃ですから、50年以上はガソリンの世話になっていた訳であります。今は自動車運転免許証は保持しておりますが、車は手放しました。車を手放して12年以上経ちますが、ガソリンの高騰には気を配っておりました。何せ、車は持っておりませんが旅に出る時はレンタカーの世話になるからです。
このガソリン暫定税率と言うのはガソリンにだけ懸かる税の事で、デーゼルエンジン車に使われている軽油に懸かる税とは別物との事です。我々はスタンドで売っているガソリンも軽油も同じだと思っておりましたが、暫定税率が廃止されるのはガソリンだけで、軽油には施されないとの事です。こうなると、流通を牽引している輸送業界へのメリットはなく、輸送費の低下には繋がらないと言う事になります。何を考えているのでしょうね。
そもそも、この暫定税率は1974年から徴収されており、50年以上の実績があるのです。暫定と言いながら半世紀もの長期に渡り、当たり前のように徴収していたのです。当初は道路整備の財源として使われておりましたが、2009年には一般財源化され今日に至っているのであります。私はガソリン価格の半分は税金だと聞いておりましたが、道路を使っているのだから仕方が無いと思って参りました。
しかし、世の中には次世代型の自動車も出始めており、電気自動車などはその最たるものとなっております。電気自動車と銘打っている以上、ガソリンは使わないわけです。と、なると、彼らはタダで道路を使用していると言われても仕方が無いのであります。まあ、こんな細かい事は言いたくはありませんが、その事に気が付いている国や政府がひた隠しにしていたことは責められるべきだと思っております。何で黙っていたんだと言うより、隠していたと言った方が的を得ているでしょうね。小役人の仕業そのものです。
しかし、世の中には賢い人もいるのですね。ガソリン税に代わって車の走行税を摂ると言うのです。走った距離に応じて税金を掛けるのですが、走った距離をどの様に積算するかが問題になっているとの事です。単純に走行距離計を申告して税を課す手がありますが、この走行距離計はどの様にでも改ざん出来るとの事です。GPSを使って走行距離を割り出すとかいろいろな手が有るとの事ですが、この様な細かな事に気を遣わずに「走ったら払え」と、当たり前のことを主張したいですね。便利を享受しておきながらその代価を払わないのは、世に言う「男の美学」に反しますよ。
ここに「男の美学」なる言葉を発してしまいましたが、これは大事な哲学であると確信しております。私なりの解釈は「限りなく急いで道を歩いている時、裏路地の交差点に差し掛かった。信号は赤だが、周囲に車もなく誰も通っていない。しかし、その横断歩道の前にランドセル姿の小学生が信号待ちをしている。男の美学とは、その小学生に付き合い信号が変わるのを待ってあげる」と言うものです。男の美学とはこの程度のやせ我慢の事で、決して大上段に構えるものでは無いものなのです。急ぎたければその後で走れば済むと言う事です。
もう一件申し上げましょう「夜汽車に乗った時としましょう。席について、ふと前を見れば、若い女の子が座っている。よくよく見ればその娘は涙をこらえて泣いているではありませんか。そんな時には、その姿を見なかった事にして一時を過ごす」は如何でしょうか。まあ、シチュエーションは夜汽車でなければなりませんし、ここで「如何したの」などと声掛けすれば男の美学どころか「変なおじさん」に変化してしまいます。男の美学も難しいものですね。皆さんも励んでみてください。
まあ、そんな事は如何でも良いのですが、核軍縮が叫ばれているご時世にも拘らず、世界の核弾頭の数が半端なく多くなっているとの事です。スエーデンのストックホルム国際平和研究所が発表した2025年1月のデータによれば、ロスケいや今ではロシアと言うらしいですが5459発、2位は米国で5177発だそうです。両国だけで世界の核弾頭の9割を占めているのです。3位が中国で600発らしいですが、急速に製造に拍車をかけているとの事です。他にはフランス290発で英国225発と続き、次いでインドが180発、パキスタンが170発と均衡し、正式に開発は認めておりませんがイスラエルが90発で北朝鮮が50発程度らしいです。僅か9カ国で1万2241発もの原爆を抱えているのであります。
爆弾が有れば当然の事ながらそれを運ぶ飛行機やミサイルも必要になります。ミサイルにも種類がありまして飛翔の形態や発射される場所そして攻撃目標などによって種類が分類されており、ややこしくなるので此処で記載するのは止めにしておきます。これの開発競争も激しく、厳重に監視されているため北の彼の国の大将は人工衛星と言って世間を欺いております。馬鹿ですね。開発を促進しているのであれば「開発してますよ」と素直に言えば良いでは無いですか。彼にも「男の美学」を教えてやりたいですね。
などと、期せずして「男に美学」に関わる文に成ってしまいました。顧みれば我が人生はこの美学に反する事ばかりで、恥ずかしき人生の数々でありました。これから頑張ります。
令和7年9月14日 毛利